【新本】バウルを探して〈完全版〉

【新本】バウルを探して〈完全版〉

¥2,530 税込

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バウルとは何か──。 一文でこたえるならば、詩を歌い次世代へつなぐ人びと。 けれど、本書を読むとそう簡単に形容できる言葉ではないことに気付かされます。 かつてバングラデシュ(「ベンガル人の国」という意味)に生きた聖人、ラロン・フォキル。 そのラロンの歌う詩、ことばには人間が自らのこころへ眼差しを向けざるを得ない力が漲っています。 差別や偏見、束縛から人びとを解放し、自由をうたう力。 言うならば、愛する力。 そのことばは、インドの詩聖タゴールのみならず、「ベンガル人」たちを越え、著者たち、そして現代の「あなた」や「わたし」のこころをも打つものです。 本書は、川内有緒さんと中川彰さん、そして通訳をされたアラム・シャヘさん(彼もまた「バウルを探す」ひと)によるバウルを巡るノンフィクションではございますが、ひとのこころに通底する「あたたかいもの」、そしてまた「ことばのもつ力」に畏れすらおぼえる作品です。 川内有緒さんによるバングラデシュで生きる人びとの体温や情景を、ユーモアも交えて活写した文と、中川彰さんによる「におい」と音を再現した写真が、バウルたちと一緒にことばを運んでくれています。 バウルのことばは、ひとが生身で伝えていく──。 きっと、本書を読んだとき、だれかに伝えたくなっていることでしょう。 そして、内側にいる自分とも対話をしたくなっていることでしょう。 ※ 本書は幻冬舎より2013年に刊行(2015年に文庫化)された作品に中川彰さんの写真を加えた完全版です。 ************************ 文:川内有緒 写真:中川彰 解説:若松英輔 装丁:矢萩多聞 出版社:三輪舎 発行年:2020年 初版 状態:コデックス製本、新本のため新品