


SOLD OUT
《猫がゆったりと眠りながら暮らせる国は心が富む国という》
── 「富国強猫」本紙表紙より(本紙の旗印)
東京都大田区南馬込発、猫の文学紙である「月刊ねこ新聞」。
広告のない紙面には猫について書かれたエッセイや詩歌、猫本の紹介文などがぎっしりと詰まっています。
創刊時には松谷みよ子や吉本隆明。
以降、長田弘、室生朝子、石牟礼道子、町田康、角田光代……と錚々たる文筆家による寄稿がこちらの紙面を彩りました。
今号は2023年4月号。
表紙を彩るのは、月の光に照らされる夜桜と枝にかかった黄色い風船のそばでぽつねんと座る猫。画全体に散り散りに舞う桜の花びらが、清冽なトーンに柔らかさと儚さを演出しています。
タイトルは「清明都桜」。作者は頁下半分の文も手がけられる藤城清治さん。
文中にもある通り、氏はこの春で99歳、白寿です。
「人生」を意味するフランス語ラビーを名前にもつ猫との日々を綴られています。
また、栗栖ひろみさんによる連載小説「猫おばさんのコーヒーショップ」が新連載として掲載されるほか八丈太鼓奏者・水野五十子さんによる特別寄稿も収録しています。
目次は商品写真2,3枚目をご参照くださいませ。
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出版社:猫新聞社
発行年:2023年4月12日 初版
状態:タブロイド版、8頁、新品