{{detailCtrl.mainImageIndex + 1}}/4

【新本】人間に生れてしまったけれど──新美南吉の詩を歩く

1,870円

送料についてはこちら

SOLD OUT

《この石の上を過ぎる  小鳥達よ、  しばしここに翼をやすめよ  この石の下に眠つてゐるのは  お前達の仲間の一人だ  何かの間違ひで  人間に生れてしまつたけれど  (彼は一生それを悔ひてゐた)  魂はお前達と  ちつとも異ならなかつた》   ──「墓碑銘」本書128頁より 童話『ごん狐』により、今なお名を知られている作家・新美南吉(1913-1943)。 教科書に掲載された「ごん」が持ち、辿った切実と非業、そして純真の世界は、南吉の詩の世界にも色濃く表れていました。 本書は、近代詩伝道師・Pippoさんが詩人としての新美南吉にスポットを当て、生涯と作品を三部構成で迫ったタイトルです。 純粋と繊細、孤独を抱えながらも懸命に生を全うしようとした詩人の作品は、どのような生い立ち、あるいは「ふるさと」から誕生したのか。 写真や地図を同時に掲載しながら、当時に詩人が踏んだ地を編著者自らも辿り、心象を重ね合わせる──。 歩む道の変遷とともに作品に表れる詩人の心を丹念に、優しく描いた第一章「新美南吉の生涯と〈ふるさと文学散歩〉」。 いくつかのテーマに沿って、詩人による作品と童話を選出し紹介した第二章「詩と幼年童話」。 そして、編著者主宰の詩の読書会「ポエトリーカフェ・新美南吉篇」における記録を収録した第三章「南吉の詩を読む」。 こちらでは新美南吉記念館の館長・遠山光嗣さんも合流しつつ、参加者の方々がともに南吉の詩を読み、率直な想いを語り合っています。 ひとりで向かい合うだけでは見えてこない詩の世界を味わえる貴重な対話集です。 「ふるさと」と資料を軸に辿りながら、選出された詩や童謡へ入り込み、他者の率直な声でまた異なった彩りも帯びながら、詩人・新美南吉を歩むことができる決定版といえる一冊です。(略年譜も併録) 《多様性を尊重すること。あらゆる生命のうつくしさ。どんな命であっても、生活であっても大切にされるべきだということ。[…]それは南吉がわたしたちに送ってくれた心のこもった手紙です。詩や童話にふれれば、その手紙はいつだって読むことができるのです。》  ──「おわりに」本書177頁より ************************ 編著:Pippo 協力・写真提供:新美南吉記念館 装画・挿画・地図:カイズケン 装幀:土屋みづほ 出版社:かもがわ出版 発行年:2023年3月22日 初版 状態:四六判並製本、184頁、新本のため新品

セール中のアイテム