SOLD OUT
「翻って言うと、猫というのは、わたしの感情の水溜まりのようなものである。」──本文P.173より。
姓はツイラク、名はミー。三毛の猫ちゃんをめぐる、詩人による「猫エッセイ」。
著者による柔らかいまなざしを一身にあびたツイラク・ミーちゃんののびやかな暮らしは必ずしも平穏のそれだけではなく、ときに危なっかしく、ときにさみしく──。
猫という、この自由奔放な生きものはやっぱり愛おしい。
そう思わざるをえない一冊です。
詩人本人についての記述も交えて書かれた猫と詩人との血の通った交流は、猫に何かしらの想いがなくともきっと読むかたの胸をあたたかくしてくれるでしょう。
また、ときに引かれる猫にまつわる世界の詩も、ふたりの日常を浮き上がらせます。
ヌーラ・ニー・ゴーノル、ヘイデン・カルース、朔太郎、そして室生犀星などなど。
「猫には負ける!」(P.174)という著者の声はこちらの胸にも、きっと。
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著者:佐々木幹郎
出版社:亜紀書房
発行年:2020年 初版
状態:四六判並製本、新本のため新品