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《有名だから「すごい」という訳ではぜんぜんありません。「大田文学」では、そういった忘れ去られた作家たちの忘れ去られた「すごさ」もたくさん落ち穂拾いしていきたいです》──本書98頁より
尾﨑士郎や宇野千代をはじめ、室生犀星や萩原朔太郎、川端康成といった名だたる作家たちが同時代に暮らしたことから「馬込文士村」と呼称される大田区の馬込。
また、以降の時代にも三島由紀夫や伝説の古書店「山王書房」を営んでいた関口良雄も居を構えていた当地。
こちらのエリア中心に、多くの作家や随筆家、翻訳家が生きた大田区から発信される文芸誌がいよいよ誕生しました。
先に挙がった作家たちの足跡を辿る一方で、現在も活動されている劇団や飲食店にスポットを当てたり、文筆業をなさっているかたによるエッセイが寄せられたりと、これからの文化についても収録されています。
本書は、その文芸誌の記念すべき第一号。
「地勢と文学」─「臼田坂通り」の6人という特集を掲げて幕を開け、多岐にわたる文章が並びます。
目次は以下の通りです。
■️ 「河口から遡る(内川 1)」『家船の影』(椋 康雄)
■️ 特集 「地勢と文学 「臼田坂通り」の6人」~関口良雄、石坂洋次郎、萩原朔太郎、尾﨑士郎、宇野千代、広津和郎~
■️ 特別寄稿「「人生劇場」を父と歌った日」(関口直人)
■️ 文学随想「馬込文学の灯をたどる」(加賀谷敦)
■️ 「読めない文字を読む」(熊谷恒子のかな書 ❶)(源 実朝「金槐和歌集」より)
■️ 「ショート・ショート道場 ~ショート・ショートの構成要素(1)」(小野塚力)
■️ 写真集「劇団 山の手事情社」
■️ 「AI実験室 ~AI小説に挑戦~」
■️ 創作「坂の上のM(仮)」(保科みどり)
■️ 「味で巡る世界文学」(インド料理店「ホットポット」)
■️ 「Story Of Seiten 」(「一雨等潤」法華経より)
■️ 「この町で音楽を」(PiPi&Cot)
■️ 考古小説『三千年前』(江見水蔭)
■️ 傍聴小説『私を傍聴に連れてって』蒲蒲線の???
大田区に関係されるかたはもちろん、文学や街に関心があるかたにも、ぜひ。
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出版社:大田文学発行所
発行年:2026年4月1日 初版
状態:B5判並製本、100頁、新本のため新品